WordPressはブログの一種で、事実上の世界標準ブログとなっています。
2004年にMovable Typeとはが有料化した頃から、だんだん知名度が上がりました。今では、ユーザー数でも機能でもMovable Typeとはをしのいでいます。
また、Movable Typeが企業への売り込みに注力する一方、WordPressは改良を重ね、大いに機能強化されています。
Movable Typeとはと違って再構築の必要がありません。
また、Post(時系列で並ぶ記事)とPage(時系列に関係なく書ける記事。プロフィールなど、特別なページを作るのに使いやすい)が別になっています。Pageの階層化も可能です。
このため、標準状態だとMovable Typeよりも出来る事が多いです。
また、プラグインも豊富にそろっています。
複数ユーザーが複数サイトを作るような場合はNucleusの方が環境が整っていますが、WordPressは管理画面が操作しやすく、他のブログを使った事がある人ならほとんど違和感なく移行出来ます。
もともとMovable Typeから乗り換える人が目立ちましたが、2006年頃からは、
という流れが特に目立つようになっています。
単純に使うだけなら、かなり簡単なCMSです。
ただ、自分でテンプレートを書き換えるレベルまでいくと、少々手間どるようになります。テンプレートタグの書式に、微妙に統一感がない感じです。「ヒエラルキー」という考え方などもあります。
また、Movable Typeとはと違い、早くにPostとPageが分化し「Pageにはカテゴリを割り当てる事が出来ない」などの状況がでています。
WordPressは、標準でPingbackが有効になっています。
簡単に言うと、「他のWordPressなどの記事にリンクする(言及リンクを張る) → 自動的にトラックバックする」機能です。
サイトの作り方にもよりますが、このPingbackは無効にしておいた方がいいかもしれません。
というのは、URLを多数張った記事を書くとPingbackの処理に時間がかかってタイムアウトになる事があるからです。
後、あまり意味のないトラックバックを大量に張りかねないからです。
ブログ普及以前は、他のサイトにリンクを張る場合は「リンクしていいですか?」と許可を得ねばならない事がよくありました。リンクの張り方を指定するサイトも多く、そういうサイトに勝手にリンクするのは「ネチケット1)違反」とされていました。
ブログ普及後はそういう風潮もなくなってきたんですが、今度は「トラックバックのマナー」みたいなものが新たに出来ています。
Pingbackを切るには、オプション → ディスカッション → 投稿記事中からリンクしたすべてのウェブログへの通知を試みる (処理に時間がかかります)のチェックを外せばよいです。
WordPressには、豊富なインポートツールが用意されています。
これにより、Movable Typeとはなどから簡単に移行出来ます。
しかし、少なくとも標準ではエクスポートツールがありません。バックアップツールはありますが、これはSQLダンプファイルです。Movable Typeのような、簡単なファイル形式でエクスポートする仕組みが整っていないのです。
つまり、「他のCMSに乗り換えようかな…」という人には冷淡です。まぁ、WPから出て行こうとしている人の面倒を見る必要は、ないと言えばないんですが…。